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【2024年】K-POP第5世代デビューの女性グループ10選まとめ│第4世代とのコンセプト変化や日本人メンバーを紹介!

2024 - 05.22
執筆者情報
TOKIONE TETSUYA

AVEXワールドオーディション台湾での優勝を機に作曲家として活動し、
独立後はシティポップ・アーティストとしてJAPAN TIMES誌にも掲載された。
NTTドコモ音楽事業部にて、デジタル音楽及び全国オーディションプラットフォームのサービス主幹を担当。
2014年から発掘・アーティストプロデュースを担当した清水美依紗がメジャーデビューを果たした。
早稲田大学・政治経済学部政治学科卒。

K-POP第5世代のはじまりと第4世代の振り返り

こんにちは、このサイトではK-POPやグローバルアーティストを目指す方々へ参考になる情報を発信しています。Top1ine Artist Developmentの代表、Tetsuyaです。

今回はこのブログを書いている2024年5月時点でのK-POP第5世代の最新情報をまとめてみます。

はじめに:第5世代って?K-POPの世代の概念

私自身、Top1ine Artist Developmentの代表として、K-POPの歌唱やボイストレーニングをを2000年初頭から研究しています。

その中でK-POPで『世代』という概念はアイドル業界独特の概念で、数年間(おおよそ7年区切り)の同じ時期にデビューしたグループ全体を呼ぶことが多いです。

また、その世代全体のトレンドの特長が語られることもありますし、同じ”世代”間で○○系など細かくカテゴリーわけされることもあります。

アーティストの契約期間7年が区切り

K-POPについてはおおよそ7年間が1世代の区切りといわれることが多いのですが、それは現行のK-POP業界で1アーティストの契約期間が7年契約の場合が多いからです。

有名なLeSSerafimのメンバーも事務所のHYBEと七年契約をしていますね。

 


このように大型グループが7年ですので、おのずとトレンドの区切りも7年くらいが目安になってくるのです。

KPOP第4世代前半のトレンドはガールズクラッシュが人気だった

2023年までと呼ばれるK-POP第4世代は、なんといってもBLACKPINKの世界的人気があったことで、ガールズクラッシュ主軸の時代と呼んで過言ではないでしょう。

ちなみにガールズクラッシュとは男性にこびない格好いい女性像をテーマにしたコンセプトのトレンドを言います。

※補足としてTWICEのような可愛らしいコンセプトのグループもいますので、他にも多様なコンセプトやトレンドがありました。

第4世代後期は正統派回帰?可愛さを追求した新生グループも!

そのガールズクラッシュの時代を経て、第5世代のトレンドはアイドルへの原点回帰が垣間見えます。

特に第4世代最後期に登場したLeSserafimやNewJeansといったグループは、カッコよさも残しながらも女性らしさ、可愛さを追求したコンセプトに原点回帰したように見えました。

下記、次の章からはグループごとの特長をまとめていきますのでぜひ最後までお読みくださいね!

2024年大注目の新人ガールズグループまとめ

①Kiss Of Life


筆者として、第5世代の始まりを最も強く感じたのがKiss Of Lifeという4人組グループでした。実は2023年中盤からソロメンバーが一人ずつ公開され、その歌唱力とダンススキルの高さ、何よりタレント性の強さが圧倒的だったからです。

特にタイ人メンバーのNattyがソロデビュー作として公開したSugarcoatは、第4世代のK-POPにはなかったヒップホップ色の強いSoul・R&B楽曲で宇多田ヒカルさんのAutomaticを彷彿とさせるサウンド、ご自身で振付をされたという圧倒的なダンステクニックで、格の違いを見せつけました。

(ちなみに当ウェブサイトトップで日本人によるK-POP歌唱サンプルを載せていますが、その曲もこのSugarcoatにしました。)

男性に頼らない強い女性像を打ち出した楽曲が多い

4月3日、1stシングルアルバム『Midas Touch』をリリース。

メンバー構成は下記のとおりです。

  • JULIE・・・リーダー ラップ担当 2000年生まれ アメリカ合衆国ハワイ出身
  • NATTY・・・メインダンサー/サブボーカル 2002年生まれ タイ出身
  • BELLE・・・メインボーカル 2004年生まれ アメリカシアトル出身
  • HANEUL・・・リードボーカル 2005年生まれ 韓国出身 最年少

②X:IN


もう一グループ、2023の段階から早くコンセプトを打ち出していたX:INというグループも第5世代の芽生えを感じさせてくれていました。

ロシア系やインド系のメンバーが在籍しており、ビジュアルも多国籍で視線を惹きます。

X:INの読み方はエクシンだそうです。

セクシーで妖艶なガールズクラッシュ

2024年3月に出したNo Doubtという楽曲が現時点で最も新しいですが、ジャンルとしてはガールズクラッシュの印象を受けます。

メンバー構成は下記の通り

  • Aria・・・インド出身 2003年生まれ
  • Nova・・・ロシア出身 2002年生まれ
  • Esha・・・オーストラリア出身 1998年生まれ
  • Roa・・・韓国出身 1994年生まれ
  • Chiu・・・韓国出身 1998年生まれ

③Candy Shop


ひと世代前のK-POPでブレイブガールズという大人気グループがいたBraveエンターテイメントの新人グループが次に紹介するCandy Shopです。

日本人メンバー、ユイナが注目されている、非常に若い4人組ガールズグループ。

Y2Kファッションと正統派アーバンR&B

コンセプトは平成リバイバルの可愛らしいY2Kファッションと、音楽的にはキャッチーなアーバンR&B風の楽曲が爽やかで特徴的です。

2024年3月にGood Girlという楽曲でデビューしました。

日本人ユイナが健康上の理由で活動休止中

メンバー構成は下記の通り(※2024年5月現在、ユイナの活動休止が発表されています)

  • Yuina・・・リードボーカル 日本出身 2007年生まれ
  • Sarang・・・ラップ 韓国出身 2007年生まれ
  • Sui・・・リードボーカル 韓国出身 2007年生まれ
  • Soram・・・韓国出身 2005年生まれ

④RESCENE

日本人メンバーもいる人気急上昇グループ

Museエンターテインメントから2024年にデビューしたResceneも反響が大きい、期待の第5世代ガールズグループです。

読み方がわからなかったのですが、カタカナだとRescene=リセンヌと読むようです。

「K-POPに忘れられない音楽的な香りを与える」というメンバーたちが語るように、原点回帰の可愛らしくも妖艶な魅力があるグループコンセプトです。

正統派K-POPにデジタルサウンドを加えた挑戦的な音楽性

パッと見た感じOh My GirlやG-Friendといった往年の可愛いポップサウンドを歌うグループのように見えますが、音楽性はクラブミュージック寄りの攻めた音造りになっています。

2024年4月に発表した”Uh Uh”はシンセベースの唸りがかっこいいですね!

メンバー構成は下記の通り

  • Woni・・・韓国出身 2004年生まれ
  • LIV・・・韓国出身 2006年生まれ
  • MINAMI・・・日本出身 2006年生まれ
  • May・・・韓国出身 2008年生まれ
  • Zena・・・韓国出身 2008年生まれ

⑤UNIS

オーディション番組から生まれた注目度大のグループ

ユニバースチケットというオーディション番組から生まれたグループUnisは8人組という大所帯ですが、美しいビジュアルコンセプトと高い音楽性で今後の活躍が期待されます。

TwiceとKep1erの良いところを合わせたようなコンセプト

2024年に発表された楽曲Superwomanを観ると、TwiceのT.TやSignalを彷彿とさせるハウステック系のキュート楽曲でもあり、時折Keplerのような尖った音色も感じられます。

メンバーは下記の通り

  • ELISIA・・・フィリピン出身 2009年生まれ
  • YUNA・・・韓国出身 2009年生まれ
  • NANA・・・日本出身 2007年生まれ
  • DANGCA・・・フィリピン出身 2007年生まれ
  • SEOWON・・・韓国出身 2011年生まれ
  • YOONA・・・韓国出身 2009年生まれ
  • KOTOKO・・・日本出身2007年生まれ
  • HYEONJU・・・韓国出身2001年生まれ

⑥VVUP

第5世代の中でも特に高い歌唱力を持つグループ

こちらは2024年4月にデビューした、パワフルなボーカルを強みにした多国籍ガールズグループです。

まだあまり日本に情報が入ってきていませんが、BTSの『DOPE』やTWICEの『ONE SPARK』を手掛けたプロデューサーのearattackが作曲を担当しているそうです。

MAMAMOOのような力強い歌唱が好きな人におすすめ

最近のK-POP歌唱のトレンドとしてあまり声を張らず、イージーリスニングとしても聴ける耳障りの良い歌唱スタイルが流行っていますが、このグループはSOULディーバ系のR&B歌唱が持ち味。

メンバーは下記のとおりです

  • HYUNNY・・・韓国出身 2005年生まれ
  • KIM・・・メインボーカル インドネシア出身 2006年生まれ
  • PAAN・・・メインダンサー タイ出身 2006年生まれ
  • SUYEON・・・韓国出身 2007年生まれ

⑦YOUNG POSSE

ストリート・ヒップホップを取り入れた異色のグループ

次に紹介するのが、ストリート系ヒップホップをコンセプトにした、独特な世界観でじわじわ人気を獲得しているYOUNG POSSE。

ヒップホップを取り入れて大成功を遂げたのは日本発で韓国人プロデューサーによって手掛けられたXGが有名ですね。

XGのHIPHOPサウンドはトラップという比較的新しい時代のラップスタイルで有名ですが、こちらのグループは往年のビースティボーイズといった、白人のストリートHIPHOPの要素を前面に押し出していて、独創的です。

メンバー構成は下記の通り

  • SONHYE・・・リーダー 韓国出身 2004年生まれ
  • YEONJUNG・・・メインダンサー 韓国出身 2004年生まれ
  • JIANA・・・メインボーカル 韓国出身 2006年生まれ
  • DOEUN・・・韓国出身 2007年生まれ
  • JIEUN・・・ハイボーカル 韓国出身 2009年生まれ

大手事務所の第5世代グループも続々登場

さて、ここまででご紹介してきたグループは比較的中堅の事務所から出てきた期待の新人ガールズグループでしたが、いわゆる3大事務所やHYBEといった大規模事務所からの大型新人グループも世代交代の兆しが見えてきました。

⑧Illit


すでに日本でも知らない人がいない程のBTSやNEWJEANSといった超人気グループを持つHYBEから新しくデビューしたIllitの人気は第5世代のガールズグループの中でも頭一つ抜けているように見えます。

ノスタルジックな青文学系コンセプトが特徴

Illitの特徴的なスタイルは髪型やファッション・アートグラフィックがいわゆる青文学系やオリーブ女子と呼ばれる、平成の日本で根強い人気を博した文化をリバイバルさせているところでしょう。

UKサウンドに影響を受けた楽曲が大人気に!

音楽的には最近のUKサウンドに見られる、可愛らしさを取り入れたシンセポップになります。

メンバー構成は下記の通り

  • YUNAH・・・韓国出身 2004年生まれ
  • MINJU・・・韓国出身 2004年生まれ
  • MOKA・・・日本出身 2004年生まれ
  • WONHEE・・・韓国出身 2007年生まれ

⑨BABYMONSTER


次にご紹介するのは、冒頭でも述べたとおりガールズクラッシュの筆頭格に君臨し続けているBLACKPINKと同じYGエンターテイメントの7年ぶりのガールズグループ、BABYMONSTERです。

YGサウンドを踏襲しつつ圧倒的な完成度を持つ

このYGエンターテイメントの特長として会社そのものに独特のサウンドコンセプトがあることが有名です。

韓国文化がもともとトンチキソングといったトロットなどの固有の音楽感覚がありますが、YGサウンドはそういった独特のお祭り感とアメリカのヒップホップサウンドの良いところを混ぜたような楽曲が多く、根強いファンを持っています。

7人全員がメインアーティスト級の実力

BABYMONSTERはさすが大手事務所が何年もかけて準備していただけあってメンバー全員が高身長でメインビジュアルを担当、歌唱力やラップスキルが単独のソロアーティストと全く引けを取らないレベルという技術面では前代未聞のレベルのグループになっています。

日本人メンバーも2人入っているので日本での活躍も期待できますね!

メンバー構成は下記の通り

  • CHIQUITA・・・タイ出身 2009年生まれ
  • AHYEON・・・韓国出身 2007年生まれ
  • ASA・・・日本出身 2006年生まれ
  • RUKA・・・日本出身 2002年生まれ
  • RORA・・・韓国出身 2008年生まれ
  • RAMI・・・韓国出身 2007年生まれ
  • PHARITA・・・タイ出身 2005年生まれ

独自のプロデュース手法でデビューした注目グループ

⑩Triple S


最後にご紹介するのが、上のどのグループともプロデュース手法が異なるTriple Sというガールズグループ。

メンバーが現在24名とK-POPとしては異例の超大所帯の構成になっています。

楽曲ごとにファン投票などで選抜メンバーが変わるという、少し日本のAKB選抜選挙に似ているところもあり、独特な立ち位置で人気を集めています。

日本人メンバーも多く人気が高い。

メンバーが多すぎるので、また別の機会に詳しくご紹介したいと思いますが、日本人メンバーもいるのでぜひ注目してほしいグループです。

今回は日本人メンバーのプロフィールだけご紹介します

  • KAEDE・・・富山県出身 2005年生まれ
  • KOTONE・・・東京都出身 2004年生まれ
  • MAYU・・・群馬県出身 2002年生まれ
  • LIN・・・東京都出身 2006年生まれ

日本人K-POPアイドルが続々と活躍する時代に!

いかがでしたでしょうか?現時点でチェックしてほしい新人ガールズグループ10組をご紹介しました。

きちんと作品を見比べると、どれも違ったコンセプトで完成度が素晴らしく高いのがわかると思います。

また、日本人メンバーも多くのグループで抜擢されているのを見ますと、ほとんどのK-POP事務所が積極的に日本人を発掘していることが伺えます。

今後、もっとこの流れは増えていくと思われます。将来シンガーやアーティストを目指す方々はぜひ国際的な活躍の目標を持って取り組んでいってほしいと思います。

このブログを執筆している私たちTop1ine Artist Developmentではグローバルアーティストを目指す方々の育成サポートを行っておりますので、気になった方はお気軽にお問合せください。

 

執筆者情報
TOKIONE TETSUYA
AVEXワールドオーディション台湾での優勝を機に作曲家として活動し、 独立後はシティポップ・アーティストとしてJAPAN TIMES誌にも掲載された。 NTTドコモ音楽事業部にて、デジタル音楽及び全国オーディションプラットフォームのサービス主幹を担当。 2014年から発掘・アーティストプロデュースを担当した清水美依紗がメジャーデビューを果たした。 早稲田大学・政治経済学部政治学科卒。

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